どんなあなたもOK
普段私は、カウンセリング以外で、教育や児童福祉の現場で仕事をしています。
私も含め大人が子ども達に関わる現場です。
子ども達に何か行動をうながして、それができたらその結果に応じて私たち大人が彼らを直接評価することは多かれ少なかれあります。
「上手に書けたね」
「おもちゃ貸してあげたんだね」
「は~い、よくできましたっ」
子ども達のできていることに対してほめてあげるということです。
しっかりと子ども達の行動を見て、その行動の出来に対してほめる、
それはとても良いことで実際子ども達も喜ぶだろうし、「次もがんばろう」となったりするものです。
でもそのとき同時に私は、<もしそれができなかったらダメなの??>を考えるようにしています。
もちろんそうではありませんね。
私たち誰でもそうですが、ほめられるとうれしいです。
だから次もがんばろうと思えたり、他のことでもほめられようとするかもしれません。
ただ、私がいつも子ども達に伝えたいと思っているのは、
「それができたあなたは素晴らしいけど、できなくてもあなたはあなたで素晴らしい」ということです。
相手が子どもにせよ大人にせよ、相手をほめるということはたしかに大切なことだと私は考えています。
その上でもっと大切なことは、「〇〇であるあなたもOKだけど、〇〇ではないあなたもOK」という視点で相手の存在そのものを認めるということです。
完璧主義のあなたも
気配り屋のあなたも
ずっと働いているあなたも
泣かないあなたも
行動力のあるあなたも
落ち度が目立つ日のあなたも
気の利かないときがあるあなたも
たまに怠けて一日をすごしているあなたも
弱虫になって甘える今日のあなたも
ここはじっくり時間をかけたいんだって言うあなたも
全部OK。
あなたは、あなた。
〇〇である限りOKとか、〇〇でない限りOKではない、というものはなくて、どんな自分もOKなんだよというメッセージは常に伝え続けていたいと私は考えています。
「どんなあなたもOK」
ありがとうございました。
今日も素敵な一日を。
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