気持ちの配分

「気持ちの問題」といったり、「気の持ちよう」という言葉があります。
ということは、気というものは持つものなんですね。

そして、いくらでも際限なく持っているわけではなくて、それぞれ持っている分量があるように思うのです。

車の運転を例にすれば、
今出ているスピードに気をしながら(「この道の制限速度は?」)、後続車、対向車のことを気にしつつ、道が合っているか気にしながら(「このへんで右車線に寄っておこうかな…」)、助手席の人との話を気にしながら、待ち合わせの時間を気にしながら、目の前の信号が赤になりそうってことを気にしながら……。

このうち何か一つに私たちは全集中しているということはなくて、自分の持っている気をちょうどいい配分で分けっこしているのではないでしょうか。
この配分がうまくいかないとき、おそらく困ったことが起きるはずです。

人間どうしの関係でもおそらくそうで、私たちは誰かと一緒にいるとき、無意識に気持ちの配分をしています。

友だちとご飯を食べに行くとき、
同僚から仕事やプライベートの相談を受けるとき、
お客様と商談をしているとき、
恋人と次に会う日の約束をするとき、
家族で将来の話をし合うとき、
家族から将来の話をされるとき、

気持ちの配分を間違えると、気がきかなかったり、気づきがなかったり、あるいは余計な気回しや過度な気遣いとなってしまうことがあるかもしれません。

うまく配分できればいいなと思います。

変に気疲れしてしまったときは、もしかしたら気持ちの配分を見直してみたりするのもどうかな、、、
なんて。

「気持ちの配分」
ありがとうございました。

昼間はまだまだ暑いですね。
どうか素敵な一日を。

投稿者プロフィール

島 幸樹
島 幸樹心理カウンセラー
くれたけ心理相談室 生駒支部
「人は日々進化し成長し適応へと向かっている」

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